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ケガをしてしまった時の対処方法

もし転倒したり、ぶつかったりしてしまったら単なる打ち身と思わずに
受診することを考えましょう。

受診するまでに自分で出来る応急処置を今日は紹介します!
是非、参考にしてください。

目次

まずは基本のRICE処置が大切

Rest    :安静
Icing    :冷却
Compression :圧迫
Elevation  :挙上

近年はRICE処置からPRICE、POLICEと言われていますが、
まず一般の方が出来るのは落ち着いて痛い部分をしっかり氷水で冷やしましょう。
スポーツ中であれば全身の循環も良くなっているため、炎症が急速に広がることがあります
なるべく早めに冷やしましょう!

患者さんによっては温めたから良かったと言われる方もおられますが、
急性期には炎症がどんどん広がってしまうため、受傷後48時間は冷やす方が良いとされています。
(一度に冷やす時間は15~20分が限度)

このIcingの時に少し圧迫をかけて冷やしてあげるとしっかり冷えて良いです。
ただし強すぎる圧迫は過冷却により凍傷につながる可能性もあるため注意しましょう。
あまり推奨しませんが、保冷剤を使うときは特に気をつけてください。

そして足や指、手の負傷であれば心臓より少し持ち上げることで出血・内出血も治まりやすくなります。

ケガをしたときにやってはいけないこと!

ケガは予防しきれず、不可抗力でケガをしてしまうこともあります。

そんなときに焦ってしまったり、逆に何もしなかったり…と間違った選択をすることで
後々、後悔しないように知っておいてほしいことを以下に書きます。

患部を引っ張ること

▸引っ張ることは絶対にしないで!
たとえ見た目や症状は酷くなくても無闇に引っ張ろうとしないでください。
特に指を骨折・脱臼していて指が変な方向に向いているのを見た本人が驚いて
慌てて指を引っ張ってしまう人がいます。
しかし、無闇に引っ張ることで元に戻せない状態に陥ることもあるので
絶対に引っ張らないようにしましょう!

自己判断は危険!

▸自分で軽傷と判断するのは危険です。
骨折していることがあったり、骨には異常がなくても靭帯だけ損傷を受けていたりと
解剖学の知識がないと見落とすこともあるため
自分で判断したために治癒に時間がかかってしまうことや、
手術が必要になってしまうケースもあります。

放置すること

▸放置することも危険!
上記の自己判断に関連することでもあります。
受傷直後は興奮や焦り、恥ずかしさから『痛みが酷くない』『早くその場から離れたい』という
錯覚や感情で冷静な判断が出来ない場合があります。
しかしその後、『大した痛みではないから』や『少し様子を見よう』と長々と受診まで
時間が経ってしまい結果的に治るのに時間がかかってしまうことがあります。

以上が物にぶつかったり、転倒したりでケガをしたときや
ご自身の体が急に痛くなった時に思い出してほしいことです。

突き指の場合

突き指とは伸ばした指に強い力がかかって指の第1関節・第2関節などに痛みや腫れ、運動制限が起こっている状態をさします。

解剖学的には靭帯や腱・掌側板といった軟部組織の損傷や小さな骨折を起こしてしまっていることもあります。
また、骨折はないのに腱だけが骨から剥がれてしまうといったマレットフィンガーなどもあり注意が必要です。

ぎっくり腰:急に腰が痛くなった場合

急性腰痛の総称を意味します。
腰椎椎間板ヘルニアや圧迫骨折など急に腰が痛くなったものをさすため
『何が原因か』『どうすれば痛みが誘発されるか』など理学検査や問診を行い
原因を調べて適切な治療を行うべきと考えます。
鍼灸治療が有効なこともあります。

足を捻った場合

捻挫は関節をとりまいている靱帯に大きな外力が加わることで関節に生理的可動域以上の動きが
強制された結果靭帯が伸びた状態をさします。
腫れたり内出血が起こったり、強い痛みが起きます。

捻挫したときは、十分に冷やしてから包帯やテーピングなどで固定し、安静にしておきましょう。
痛みが強い場合は装具などで固定力をあげて安静を保ちます。

鼻を打った場合

鼻からの出血は鼻の入り口から1~1.5cmの場所に、キーゼルバッハ部位と呼ばれる血管の表面が
あまり保護されていない場所があり、そこからの出血がほとんどです。

子どもに多い何もしていないのに出血する『自発性出血』というものがあります。
原因が特にない場合はガーゼか脱脂綿を丸めて鼻につめ鼻先をつまみ圧迫止血します。

鼻筋が曲がっているように見えたり、コブのように大きく腫れたりしていたら骨折の可能性があります。
冷たいタオルや氷水で患部を冷やしましょう。

頭を打った場合

頭部の外傷はたいしたことがない感じがしていても12時間~24時間後に意識障害を起こすことがあります。
頭部外傷を負った患者さんは簡単に動かすことは禁忌です。
詳しく書くと長くなるので今回は簡単に書きます。

まず回りの状況を見て危険な状態でないか確認する必要があります。
安全を確保し負傷者に声をかけ、負傷者の意識があるかを確認します。
意識が無い場合は救急車を要請します。
意識がある場合は体に痛い場所が無いか、腕・手足が動かせるかを確認し可能であれば
氷枕や氷のうで頭部を冷やします。

頭部外傷の危険性や対応方法については昔と比べると、徐々に浸透しつつありますが、
それでもスポーツの現場レベルでは対応方法を知らない指導者も多く不十分と言えます。
頭部外傷を負った後は必ず医療機関(脳神経外科)を受診しましょう。

まとめ

日常生活でもスポーツ活動中でも誰もがケガをする可能性があります。

ケガを防ぎきることは難しく、不可能だと思われます。
なので、ケガを防ぐのではなくケガをしたときにどう対処すべきかが大切なことです。

今回は書きませんでしたが、眼球のケガや歯のケガは一生モノになるかもしれないため、
必ず外科・歯科・眼科など適切な専門科を受診しましょう。

私たち柔道整復師・鍼灸師は『日常・スポーツ中の突然痛くなった』から『ケガをした』までの運動器の外傷に
対応する準備はいつでもできています。
必要であれば医療機関などへの紹介も行います。
当院はスポーツ現場での勤務歴もあり、外傷の処置などもお任せください。

もし、ケガをしてしまってどうすれば良いか分からないときは、
最寄りの病院や整骨院にお問い合わせください。


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