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頭痛と肩こりのお話

頭痛も肩こりも、集中力の低下や身体への不調をきたす原因にもなります。

肩こりと頭痛は症状が出ている部位は違いますが、深く関係していることもあります。

頭痛には原因が分からないけど命に別条のない一次性頭痛と、

病気が原因による二次性頭痛とに分けることが出来ます。

今回は肩こりと一次性頭痛にスポットをあてて内容を紹介していきます。

目次

危険な頭痛とそうでない頭痛

頭痛には前述したとおり病気由来の二次性頭痛と、命にはかかわらない一次性頭痛に分けられます。
この一次性と二次性の違いは『頭痛を引き起こすような明らかな原因疾患があるかどうか』で決まります。
ここでは危険な頭痛というのは病気由来の二次性頭痛のことを指します。

これは頭痛の患者さんを診る際に臨床上とても大切な判断基準の一つになります。

危険な頭痛というのは『命にかかわる可能性がある』ことを示唆しています。
逆のそうでない頭痛(一次性頭痛)は大したこと無いのかというと、命に直接関わるわけではありませんが、
頭痛が持病の方にすれば本当に辛く悩まれていると思います。


▶一次性頭痛
これは慢性頭痛とも呼ばれ明らかな病気や頭痛を
起こすような病気は無いのにもかかわらず、症状が頻繁に起こるような頭痛を指します。
対症療法が中心となり長期的に付き合っていく必要がある頭痛にはなりますが、
命に直接関わることのない頭痛と言われています。


▶二次性頭痛
症候性頭痛とも呼ばれることがあり、頭や首に何か原因となる病気がある頭痛を指します。
頭を打ったり、脳が病気に侵されていたり、脳の血管が切れたりすることで起こる頭痛のため、
救急車を呼ぶなど素早く的確な判断と行動が求められます。
最悪の場合、命にかかわることもあるため突然の激しい頭痛に襲われたときは
迷わずに救急車を呼ぶ必要があります。

主な一次性頭痛

一次性頭痛は慢性的に症状が推移することが多く、日本人の3人に1人くらいの割合で有している人がいると言われています。
いずれも命の危険はありませんが、人によっては激しい痛みに襲われることもあります。
明らかな疾患はないが症状が頻繁に起こるような頭痛を指します。

原因が無いということは根本的な治療は難しいということなので、
長期的に頭痛と付き合っていく必要があります。

片頭痛

片頭痛は脈打つような激しい痛みが特徴の頭痛です。

閃輝暗点と呼ばれる目がチカチカするような前兆が見られることが多く、頭痛が起きる前に出現することがあります。
一般的に肩こりからくる頭痛(緊張型頭痛)よりも症状が強い方が多く、日常生活や社会活動に影響が出てしまうことがあります。

入浴・身体活動などにより血流が良くなり、血管が拡張することで症状が悪化する可能性があり、光や音に過敏になる方もいます。

前述した目の前がチカチカするような『閃輝暗点』と呼ばれる症状があれば片頭痛の可能性が高くなります。
仮眠をとったり体を休めることで緩和させることも可能です。
また片頭痛が持病の方はチョコレートが頭痛の引き金になる方もいるようで、個人差はあるようですが
片頭痛持ちの方は気を付けた方がよさそうです。

下記リンクは閃輝暗点のイメージ映像です。(Youtubeより参照)

緊張型頭痛

最も多いとされている肩こり由来の頭痛のこと。
日本人の罹患率は20%~40%と言われ、多くの方がこの頭痛に悩まされているそうです。
また男性に比べると20代~40代の女性に多いと言われています。
これには身体的・精神的なストレスによる筋肉の緊張が関連しているといわれています。

症状としては
頭の周囲が締め付けられるような痛みを感じる。
頭重感(重苦しい感じ)やベルトで締め付けられているような痛みがある。



また近年はデスクワークや長時間の運転などパソコンを使った長時間の同一姿勢を続けてしまうことで、
首や肩、頭を支える筋肉に負担がかかってしまうことが大きな要因とされています。

頭部が前屈した体勢を長時間続けることや、高すぎる枕の使用なども関係していると言われています。

原因は筋肉の循環不良や筋肉の緊張による血管の圧迫。交感神経の過剰な興奮などが示唆されています。

肩こり由来の頭痛にはどう対処すればいいの?

1:マッサージやストレッチを行う
肩こりからくる頭痛の対処方法で最も手軽なのがマッサージやストレッチを行うことです。
特に首や肩まわりの筋肉をほぐすことが効果的です。

セルフケアでも良いですし、自費治療をしてもらえる接骨院・整体院などに通うのも良いと思います。
最初は通院し、マッサージする部位や方法を学んでからセルフケアに移行するのも良いと思います。

デスクワークの方は、自覚症状なく首や肩の筋肉が緊張している方が多いです。
お風呂上がりに10~15分程度の時間ゆっくりとストレッチすることをおすすめします。
頭痛予防以外にも睡眠の質が向上する可能性もありますのでオススメです。

2:精神的ストレスから開放される
精神的ストレスが引き金になっている方は、環境を整理するなどして極力ストレスを遠ざけるようにしましょう。
また、ウォーキングやジョギングなど軽い運動などもストレス発散になる可能性もあります。

3:鍼灸治療を受ける
鍼灸のツボで後頭骨と頚部の付け根にあるツボで『風池・天柱』に鍼を刺すと眼精疲労や肩・首のこりにとても効果的です。
お風呂上りなどにご自分で押してみてください。
もし、マッサージであまり効果を感じない方はぜひ一度、鍼灸治療を受けてみてください。

劇的に症状が軽減する方もおられます。

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