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デスクワーカーと腰痛の関係性

昨今、デスクワークに従事されている方の割合は数十年前に比べて飛躍的に伸びています。

そのデスクワーカーのうち約30%の方が腰椎椎間板ヘルニアに罹患しており、

また約20%の方が脊柱管狭窄症に罹患しているとの報告があります。

これらの症状は長時間の座り仕事や不適切な姿勢が原因になることが多いです。

適切な休憩やストレッチ、姿勢の改善が重要と言われています。

参考:腰痛対策 / 厚生労働省

目次

デスクワーカーと腰痛の現状と腰痛の原因

現代社会において、デスクワークが主な職務となる仕事は増加傾向にあります。
しかし、デスクワーカーの多くは長時間の座位姿勢により腰痛に悩まされています。
腰痛は一時的な不快感から慢性的な痛みまで多岐にわたり、生活の質に大きな影響を与えます。
特に腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった症状は、デスクワーカーにとって深刻な問題となることがあります。

不適切な姿勢

デスクワーカーの腰痛の主な原因の一つは、不適切な姿勢です。
長時間の座位姿勢は腰椎に大きな負担をかけ、椎間板や関節に過剰な圧力を与えます。
また、椅子やデスクの高さが適切でない場合、前屈みの姿勢が固定され、腰の筋肉や靭帯が疲労しやすくなります。

運動不足

座り仕事が多いデスクワーカーは、日常的に体を動かす機会が減少します。
運動不足は筋力の低下を引き起こし、腰のサポート機能が弱まるため、
腰痛を引き起こすリスクが高まります。
特に、腹筋や背筋の弱体化は、腰への負担を増加させる要因となります。

ストレス

精神的なストレスも腰痛の一因です。
ストレスが溜まると筋肉が緊張しやすくなり、特に腰の筋肉が硬直しやすくなります。
これにより、腰痛が悪化することがあります。ストレス管理も腰痛の予防には重要です。

具体的な症例

以下にデスクワーカーに生じやすい腰痛の具体例をあげていきます。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアは椎間板が変性し、髄核が突出することで神経を圧迫することで、強い痛みを引き起こす病状です。
デスクワーカーの約30%がこの症状に悩まされているとされています。
長時間の座位や不適切な姿勢が椎間板に負担をかけることが、この病状の発症につながります。

腰部脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症は、神経が通る脊柱管という道が狭くなり、脊髄や神経根を圧迫することで痛みやしびれを引き起こす病状です。
デスクワーカーの約20%がこの症状に罹患しているとの報告があります。
座位姿勢が長時間続くことで脊柱管に負担がかかり、症状が悪化することがあります。
腰痛やしびれ以外にも歩いていると腰や足が痛くなってきて、前かがみになったり椅子などに座ることで症状がすぐに改善し、再び歩き出すことが可能です。
このような症状を間欠性跛行といい脊柱管狭窄症ではよく出る症状の一つになります。

筋筋膜性腰痛

筋筋膜性腰痛は、筋肉や筋膜が緊張することで生じる腰痛です。
長時間の不動姿勢や反復的な動作が原因で筋肉が硬直し、痛みを引き起こすことがあります。
特に、デスクワークでは同じ姿勢で長時間座り続けることが多いため、このタイプの腰痛が発生しやすいです。

筋力低下による腰痛

長時間の座位姿勢が続くと、腹筋や背筋などの腰部を支える筋力が低下します。
これにより、腰椎にかかる負担が増加し、腰痛が生じることがあります。
筋力低下は運動不足が主な原因であり、定期的なエクササイズが推奨されます。

仙腸関節障害

仙腸関節は骨盤と脊椎をつなぐ関節であり、ここに炎症や機能不全が生じると腰痛を引き起こすことがあります。
デスクワークでの長時間の座位姿勢や不適切な姿勢が原因で仙腸関節に過度な負担がかかり、この障害が発生することがあります。

対策と予防法

姿勢の改善

適切な姿勢を保つことは、腰痛予防の基本です。
以下のポイントを守ることが推奨されます。

①椅子の高さは、足裏が床にしっかりとつくように調整する

②デスクの高さは、肘が90度になるようにする

③モニターの高さは、目線の高さに合わせる

④背筋を伸ばし、背もたれにしっかりと寄りかかる

こまめな休憩

長時間の座位を避けるために、こまめな休憩が必要です。
1時間ごとに5〜10分程度の休憩を取り、立ち上がってストレッチや軽い体操を行うことで、腰の筋肉をリラックスさせることができます。
特に背筋や腹筋を意識したストレッチが効果的です。

運動

定期的な運動も腰痛予防には欠かせません。以下のようなエクササイズが推奨されます。

①腰の筋肉を強化するための筋力トレーニング

②柔軟性を高めるヨガやピラティス

③有酸素運動としてのウォーキングやジョギング

運動は、筋肉を強化し、血行を促進することで、腰痛の予防や改善に効果があります。

ストレス管理

精神的なストレスは腰痛の悪化要因となるため、ストレス管理も重要です。
リラクゼーション法や瞑想、趣味の活動など、ストレスを軽減する方法を取り入れることで、腰痛の予防につながります。

職場環境の整備

職場環境の整備も重要です。
例えば、エルゴノミクスに基づいたデスクや椅子を使用することで、腰への負担を軽減することができます。
また、スタンディングデスクを導入することで、座位姿勢と立位姿勢を適度に切り替えることができ、腰痛の予防につながります。

まとめ

デスクワーカーにとって腰痛は避けられない問題のように思われがちですが、
適切な姿勢の維持や定期的な休憩、運動、そしてストレス管理を取り入れることで、
そのリスクを大幅に減少させることができます。
腰痛は生活の質に大きな影響を与えるため、早期の対策が重要です。

当院の腰痛治療を一部紹介します。

①鍼灸治療
鍼治療は体内のエネルギーの流れを改善し、痛みを軽減する効果があります。
また鍼治療はストレスの軽減にも効果的であり、全体的な健康状態の向上にもつながります。

②整体治療
整骨治療もまた腰痛の治療に有効です。
当院の整体は骨格の歪みを整え、筋肉の緊張を緩和することを目指しています。整体治療は慢性的な腰痛や急性の腰痛のどちらにも対応可能です。

③個別の治療計画
当院では患者一人ひとりに合わせた個別の治療計画を作成しています。
患者の生活習慣や仕事環境を考慮し、最適な治療法を提案します。
また、家庭で行えるストレッチやエクササイズの指導も行い、再発を防ぐためのサポートを提供します。

④健康教育
患者さまが自分の健康を管理するための情報提供にも力を入れています。
定期的なセミナーやワークショップを開催し、
腰痛の予防や対策についての知識を共有しています。
これにより、患者は自分の身体をよりよく理解し、日常生活での腰痛のリスクを軽減することができます。


腰痛でお悩みの方はぜひ当院にお問い合わせください。

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