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お灸で逆子が治るってホント?

お灸で逆子が治る可能性があるのを皆さんご存知でしょうか?

多くの場合、自然治癒するといわれている逆子ですが、

逆子が治らないときにお灸によって改善する方が数多くおられます。

え?ホントに?と思う方がおられても不思議ではありません。

私自身も鍼灸の学生時代にお灸で逆子が治ったところを

目の当たりにするまでは、私自身も信じることができませんでした(笑)

今回は逆子に対するお灸について詳しく説明します。

実際の施術に使うツボも公開しているので、ぜひ最後まで見てください。

目次

逆子ってどんな状態?どんなお灸をするの?

骨盤位

【逆子とは】
このページを見てくださっている方は既にお分かりだと思いますが、
逆子とは赤ちゃんがお母さんの子宮の中で頭が上を向いてしまっている状態のことを指します。
赤ちゃんはお腹の中で活発に動いているため逆子になっていることは珍しいことではありません。
しかし、妊娠後期になると赤ちゃんの身体も大きくなってしまうため、
子宮内のスペースが少なくなり逆子の状態から戻れなくなってしまいます。
なので、妊娠後期になると早く逆子を治しておく必要があります。

【逆子のお灸が受けられる期間】 
28週~36週までが逆子のお灸を受けられる期間になります。
32週を越えると返りにくくなり、36週を越えると極端に戻る確率が下がるため
34~35週の時点で逆子が治っていないと帝王切開の予定を組まれるそうです。


逆子と鍼灸のかかわりは意外に古くからあります。

1950年代に産婦人科医の石野信安医師が20例中16例(80%)がお灸で逆子が治ったことを報告しました。
また1980年代に産婦人科医の林田和郎医師が584例の逆子に鍼灸治療を行い89.8%の高い有効率を報告しました。

逆子を症例とした論文は16件あり12件が72.2%以上の回転率で、
治療時の週数が32~35週で検討した10論文中8論文が61.4%以上の回転率だったと報告されています。

逆子のお灸を受ける前に知っておきたいこと

逆子治療をすると高い確率で治るということは前述しましたが、逆に治りにくいケースもあります。


へその緒が胎児に巻き付いている
羊水の減少など
お腹が張りやすい
子宮筋腫
前置胎盤
双子
骨盤が狭い
胎児の膝が伸び切っている

以上のような場合は戻りにくいと言われていますが、
逆子のお灸を希望される方は、受けられる前に担当の産婦人科医や助産師さんに確認してください。

逆子にお灸をすると何で治るの?お灸の方法は?

逆子治療で使うツボ①

主に2つのツボを利用します。両足なので4ヶ所です。

【目的】
まず東洋医学的観点から妊婦さんは足元が冷えておられる方が非常に多いです。
お腹の中の赤ちゃんも成長し大きくなることで、下半身から戻ってくる静脈が圧迫されやすく
下肢にむくみが起こりやすくなります。
つまり血流の悪さが冷えの原因のひとつになっています。

そこで足にお灸をすることで足や下半身の冷えを治療します。
そして、血流が良くなり子宮が柔らかくなることで子宮内のスペースに余裕が生まれ
赤ちゃんが回転しやすくなると言われています。

【使うツボ】
①至陰(しいん):足の小指の爪のつけ根の外側にあるツボ(上図)
逆子治療に使うツボといったらコレ!というくらい有名なツボです。


②三陰交(さんいんこう):内くるぶしの1番高いところから指四本分上でスネの骨と交わるところ。(下図)
女性特有の疾患や症状に対してよく使われるツボのひとつ。
文字のとおり3つの陰の経絡(足の太陰脾経、厥陰肝経、少陰腎経)が交わるツボとされています。
冷え、つわり、安産のツボ、生理痛などでも治療に使われています。

お灸って熱くないの?

逆子で使うツボのひとつ

逆子のお灸では熱さを感じるようにお灸をしますので、全く熱さを感じないというわけではありませんが、
火傷をするほどの熱さを与えるわけでは無いので安心してください。

『チクッ』か、せいぜい『じーん』というくらいの熱さですので、
決して我慢できないほどの熱さではありません。

患者さんからも『思っていたより熱くなかった』という声も良く聞きます。


当院ではご自宅でも足に置くだけで簡単に出来るお灸をご用意しております。

逆子にならないために日常生活で気をつけること

足元の冷えに注意!
妊娠後期になるとお母さんのお腹は大きくなり、
お腹の中では赤ちゃんが血管や内臓を圧迫してしまいます。
トイレが近くなったりするのは膀胱が圧迫されているため、
あまり膀胱に貯蔵する余裕が無くなってしまうからです。

特に下肢に血液を送る血管や足から血液が戻ってくる血管も圧迫されやすいため、
妊婦さんの多くは足が冷えておられることが多いです。

これが妊婦さんの足が浮腫むひとつの理由になります。
クーラーや元々、冷え性の方は膝から下を保温して冷えないように心がけましょう。
足湯も冷え対策としては良い効果が期待できます。

まとめ

1:逆子治療は妊娠28週目の時点で分かっていたらなるべく早く受診するほうが良い
2:34週目あたりから戻る確率が急激に下がる。
3:逆子治療を受ける前に必ず医師に口頭で良いので確認をする
4:冷えや過度なストレスに注意(冷気に直接当たらない・足の保温・お腹が張らないように適度な休息が必要)
5:100%逆子が治るわけではないが、論文でも高い確率で戻る事が証明されている。
6:逆子のお灸はデメリットやリスクがほとんど無く、安心して受けられる。
7:逆子の治療が受けられるのは28週~36週までの期間。

以上です。このブログを読んでくださった方は恐らく妊婦さん、もしくはその旦那様だと思います。
妊婦さんは今までも大変で、これからも大変だと思いますが頑張ってください。
当院は日々、戦っておられるお母さんを応援しています。


逆子のお灸  (初診)問診~施術 約15分+30分 料金 3,900円
 ※初回のみ別途初診料1,500円がかかります。

【予約優先制】
やけの鍼灸整骨院
〒538-0037 大阪府大阪市鶴見区焼野1丁目南11-1
℡:06-6967-8311

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